こんにちは。
すっかり寒くなっていよいよ冬本番ですね。
明日からさらに冷え込むみたいなので暖かくしてお過ごしください。
冬の到来とともに増えるインフルエンザ。
今シーズンはすでに過去最多となった昨シーズンに迫る勢いで増えています。
11月17日~23日の定点医療機関あたりのインフルエンザ報告数で愛知県は60.16、名古屋市は64.34でともに警報レベルの30を大きく上回っています。

愛知県HP インフルエンザ発生状況より

名古屋市HP インフルエンザ情報より
インフルエンザの特徴と注意点
今年初めのコラムで詳しく述べましたが、改めてポイントを記載します。
特徴は何といっても38℃以上の高熱で、それに伴う全身倦怠感、節々の痛みです。
発症48時間以内であればタミフルなどの抗インフルエンザウイルス薬を使用することで、ウイルスの増殖を抑えて肺炎や脳症になるリスクを減らしたり、症状の早期の改善が期待できます。
高熱が続く場合は48時間以内に検査を受けていただくことをお勧めします。
ただし、あまりに早すぎるとウイルス量が少なく抗原検査で陰性となってしまう場合がありますのでご注意ください。
インフルエンザに罹患されたお子さんでは、急に走り出す、部屋から飛び出そうとするなどの異常行動が報告されていますので、発症後しばらくは子どもを一人にさせないなど注意して見守ることが大切です。
今年夏に流行した新型コロナウイルスですが、検査をすると陽性になる患者さんがまだ結構いらっしゃいます。
1回の検査でインフルエンザとコロナの両方を検査することが可能ですので、基礎疾患のある方や高齢のご家族と一緒に生活されている方は特に両方の検査をしていただくことをお勧めします。
何といっても予防が大事
手洗いやうがい、マスクの着用など基本的な感染対策をしていただくことが大事です。
暖房を使用する機会が多いこの時期は特にこまめに換気をすることが有効です。
また少しでも気になる症状があれば出勤せずに在宅勤務やお休みにして、職場で感染を広げない心がけも大事です。
ワクチンの接種がお済みでない方は、当院でまだ実施していますので早めの接種をお勧めします。
一人一人が気を付けてこれ以上感染を広げずに冬を乗り切っていきましょう。
※当院では、感染拡大防止のため感染症の疑われる方と一般診療の方とは可能な限り空間を分けて対応させていただいております。発熱や風邪症状などで受診される方はその旨を受付スタッフにお伝えいただきますようお願いいたします。
北名古屋市 徳重・名古屋芸大駅徒歩3分
内科・脳神経内科・循環器内科・小児科
徳重クリニック
院長 池田知雅
神経内科専門医、認知症学会専門医
頭痛外来、もの忘れ外来
