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生活習慣病

循環器内科や脳神経内科が担当する虚血性心疾患(狭心症、心筋こうそく)や脳血管障害(脳こうそく、脳出血、脳卒中)の多くは、生活習慣病が主な原因です。

私たちの身体には、頭のてっぺんから足の先まで、血液を流す血管が走っています。

糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、血管を硬くしたり詰まらせたりし、心臓や血管、脳の病気を引き起こします。

心筋こうそくや脳卒中を防ぐための生活習慣病の診断や管理など、どうぞお任せください。

病気の予防・再発防止としての生活習慣病治療

心筋こうそくや脳卒中を発症した後、初期の段階での治療も大切ですが、もっと大切なことはそうならないこと(一次予防)、また症状が現れてしまったあとに再発させないこと(二次予防)です。

糖尿病や高血圧症、脂質異常症、肥満、喫煙などの動脈硬化のリスクを放置したままにしていると、徐々に心臓や脳、全身の血管に動脈硬化性変化が進んでいきます。この変化は無症状のことが多いのですが、進行すると命を脅かす病気を起こします。具体的には心臓の血管が詰まれば心筋こうそくに、脳の血管が詰まれば脳こうそくに、破れてしまった場合は脳出血を起こします。いずれも生死に関わる重篤な病気であり、回復したとしても後遺症を残す場合があります。

一方で一度これらの病気になってしまわれた方の場合は既に動脈硬化が高度に進行している可能性が高いため、発症後も生活習慣病の治療を継続しなければ、動脈硬化がさらに進み、脳卒中や心筋こうそくを再発しやすい状態になってしまいます。脳こうそくの場合、一度脳こうそくを発症された方の再発率は年間およそ5%、10年間で約半数の方が再発したという報告もあります。初回の脳こうそくが軽症で後遺症が軽かったからと言って再発時も軽く済むとは限らず、むしろ再発を繰り返すことで後遺症が強くなり生活に支障をきたすことが多いので、再発を防いでいくことは非常に大事です。

大切なのは、命に関わる病気にならないようにすること

生活習慣病の治療の目標は、数値をよくすることではありません。
生活習慣病が原因となる重大な病気(脳卒中や心筋こうそく)にならないようにすることです。
自覚症状がないからこそ、医師が生活習慣病を早い段階で診断し、お薬や生活習慣の改善で、重大な病気にならないように予防していくことが大切です。

当院の治療の特徴

徳重クリニックでは2人の医師が脳卒中や心疾患の診療に携わってきた経験を活かし、一人ひとりにあったお薬を使って病状をコントロールし、可能な範囲で生活習慣の指導をしていきます。

動脈硬化リスクの高い方では、全身の血管の中でも状態を把握しやすい首にある頸動脈の超音波検査なども定期的に行い動脈硬化の進行の有無を評価しています。

長い付き合いになる生活習慣病の治療だからこそ、決して無理強いはせず、治療方針を相談しながら、続けられる治療方法を一緒に模索していきます。